「タンチョウ復帰を考える会」さん主催で
『鶴供養祭』が行われました!!!
200年前の江戸時代、
丸森町には鶴が生息していたと言われ、
鶴を狩猟し、
伊達藩中島家に献上していたという歴史もあるそうです。
仙台藩の記録から、
当時、鶴は献上品としてや、
病気治療の滋養薬など
大変貴重なものとして食されていたと言われています。
猟師が丹頂鶴を撃ち、病になった際、
地蔵様と供養碑を建てれば治ると言われ建立したと言われる
「鶴供養碑」3基が
今も丸森町大内地区で大切に受け継がれています。
『鶴供養祭』は
一番古い大内地区岩城にある鶴供養碑の前で
行われました。
鶴供養神事には、
会の皆さんや関係者の方々をはじめ、
地域の皆さんや、町会議員さんが参列。
昔、身近な存在であった丹頂鶴が
この地域に再び舞うことをイメージし、
丹頂鶴がいつ帰ってきても良いよう、
環境保全などにも取り組み、
魅力的なまちづくりや
地域活性化につなげていきたい。
という想いで活動を続ける
「タンチョウ復帰を考える会」さん。
理解を深めるためのシンポジウムや、
子どもたちに向けた環境教育イベントをはじめ、
冬季には、ふゆみず田んぼ実施し、
生物多様性を意識した
農薬や化学肥料に頼らいない農法にも挑戦されています。
今後、北海道釧路市の
「タンチョウ保護研究グループ」さんとの
連携する機会も生まれているとか。
参加者には、以前開催されたシンポジウムのパンフレットと、
地元の菓子店「芳菊堂」さん手作りの鶴をモチーフにした落雁を
配布されていました。
岩城にある鶴供養碑は、
雨かんむりに「鶴」が刻まれ、
下方が欠けています。
この県内でも珍しいと言われる「鶴供養碑」をはじめ、
「猫碑」や「一代塔」など
丸森には特徴的な石碑が点在しています。
先人の暮らしぶりや風習などを
知る手がかりにもなる古碑や伝承。
これからも、地域で大切に受け継がれていくことを
心から願っています。
@りん