丸森町観光案内所ブログイベントリポート丸森町文化財研修会「ふる里の地名を探る」

丸森町文化財研修会「ふる里の地名を探る」

ブログカテゴリー

先月の事になってしまいますが、丸森まちづくりセンターで開かれた丸森町文化財研修会「ふる里の地名を探る」に参加いたしました。
講師は宮城県地名研究会会長太宰 幸子氏です。


太宰氏は地名について数多くの著書を執筆されております。
今回は丸森に残る地名をピックアップして、その地名から読み解ける意味や事柄についてお話いただきました。


太宰氏曰く、今の地名の中には昔から呼ばれていた地名の「音(発音)」に後付けで漢字があてられている場合があり、地名の由来とは違う印象の良い漢字などに変えられ、元々の言葉(音)に隠された本来の歴史や事象が分からなくなっているものが増えているとの事です。


そうなると、漢字を読んだままの意味で地名を捉えがちになってしまう。
そうならないように、地名の「音」で意味を判断する事が大事なのだそうです。

と、様々な丸森の地名のお話をいただいたのですが、恥ずかしながら私はメモを取るのに精いっぱいで、なかなかお話についていけませんでした。
間違った事を書いてしまってもいけないので、一つだけ例をご紹介します。

【 除(のぞき) 】

この地名は丸森に限らず全国的にもあり、川の側や低湿地帯などにつけられる事があります。
また、年貢などを除く、免除するなどの意味でつけられている場合があるそうです。
丸森町のこの地には領主に仕える家臣が多く住み、任務やお役目に携わっていた事から税(年貢)の免除を受けたとされる伝承も伝わっています。


太宰氏の講演を拝聴してから、丸森中学校裏の堤防からのぞむ雄大な阿武隈川、そしてその学校の奥に広がるのが「除」地区です。
何やら不思議な感慨深さを感じますね。

氏が語る「地名は単なる記号でない」「地名には文化や民族の歴史も込められている」「大切に残して行かなくてはいけないもの」と言う思いが熱く伝わってくる講演でした。

このように地名には昔の人が伝える大事な意味が残されています。
とりわけ昔からその場所で起こりやすい災害を伝えている事も多いです。
そのような地名を後の世の人たちに伝えていく事が大切だと、太宰氏は仰って今回の講演を締めくくられていました。

皆さまも今ご自身が住んでいる地名について考えてみると、今まで気づいていなかったご先祖さまの思いが見えてくるかも?

@まと(special thanks まるもりふるさと館

(古)前の記事:

(新)次の記事:

舟下り予約


川柳

▼パンフレット

直売所マップ

グルメガイド


▼町・関連施設

丸森町 ホームページ

移住・定住サポートセンター

創造センター


▼イベント

齋理幻夜

猫神祭

猫神さま


▼ふるさと納税

企業版ふるさと納税

ふるさと納税サイトさとふる

楽天ふるさと納税


▼お知らせ

画像等の使用に関するお願い

メールでのお問合せに関するご案内

広告

「元気!まるもり~」放送中!

  • TBCラジオで第1・第3金曜日16:40頃より放送予定!