2021年度で閉校される大内小学校に残されていた
貴重な学校日誌や写真などが掲示されたパネル展が
3/26の閉校記念式典のあった本日まで行われていました。
宮城学院女子大学の先生とゼミの学生さん達が
丁寧に調査され、パネル化されたものです。
卒業生の方々や、
2世代、3世代で通ったというご家族などなど
たくさんの方が足を運ばれていました。
「隕石が校庭に落下」などビックリしてしまう記録から、
「馬の農家の必需品」「農繁休業は蚕の世話」など当時の暮らしぶり感じるもの。
「はじめての遠足」「はじめての映画会」など
当時の子ども達のわくわくが伝わってくるような記録もありました。
歴代の卒業アルバムや、行事写真などを
皆さん、お友達やご家族と一緒に懐かしそうに眺めていらっしゃいました。
木造の校舎の写真や旧校旗、当時の教科書なども
歴史を感じさせてくれます。
学校植林コンクールで、全国1位になった栄誉を記した
賞状や写真も大切に保管されていました。
資料を調査されたゼミ生のお一人で、大内出身の方にお会いしました。
「母校の歴史に触れられたことや、
このようなカタチで母校に貢献できたことが嬉しい」
校長先生は、
「大学の皆さんのおかげで、地域や学校の大切な歴史や資料を
たくさんの方に見ていただける機会ができて感謝しかない」
と気持ちを込めお話してくださいました。
1873年に創立された大内小学校。
本校と、3つの分校を含め、
この場所で重ねられてきた歴史や思い出が、
かけがえのない宝ものだと、
目を細め、ほほえみながらご覧になっている皆さんの様子を見て
心底感じ入りました。
大学の皆さんより寄贈されたパネル達は、校内で大切に保管されるそうです。
後世に受け継がれ、思い出としてここに生き続けるのでしょうね。
体育館に
「148年間の思いをこめてありがとう ずっと忘れない」のメッセージ。
思わず涙腺が緩んでしまいました。
@りん