特別コラム
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第四話
目的のない小さな旅を〜あぶくま荘とそこから少し〜
後編
翌朝、少しだけ開けておいたカーテンの隙間から差す朝陽で目を覚ます。起き上がってカーテンを開けると、窓の外では前日の夕方とはま…
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第四話
目的のない小さな旅を〜あぶくま荘とそこから少し〜
前編
半年以上かけて打ち込んでいた仕事が一区切りつき、事前に申請していた半休を使って、東北新幹線の窓側の席に乗り込む。発車して少し…
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第三話
川面に揺られ、ほぐれる心〜阿武隈ライン舟下り〜
後編
車なら20分もかからない距離を、屋形船に揺られてゆっくりと進む贅沢な時間。舟はまず上流へと進み、少しすると、阿武隈急行の鉄…
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第三話
川面に揺られ、ほぐれる心〜阿武隈ライン舟下り〜
前編
赤、橙、黄、茶、そして常緑樹の緑。決して一つの色では表し切れない木々の紅葉に囲まれながら、屋形船がゆっくりと穏やかな川面を進…
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第二話
流れる時間と共に〜不動尊公園キャンプ場〜
後編
早速、キャンプ場の管理事務所で受付を済ませつつ、売店をチェックすると、トングや薪はもちろんのこと、乾電池まであり、安心感が増…
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第二話
流れる時間と共に〜不動尊公園キャンプ場〜
前編
コロナ禍だった2年前の夏、友人に誘われて人生初めてのキャンプに行った。「とりあえずこれがあれば大丈夫」という道具を一通り揃え…
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第一話
齋理幻夜という時の重なり
後編
午後6時15分ごろ、この掛け声とともに齋理屋敷の大きな門が開く。地元の和太鼓団体「伊具の里 童楽娘鼓(どらむすこ)」の演奏に…
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第一話
齋理幻夜という時の重なり
前編
年に一度、8月初旬にわずか3時間だけ現われる「幻の夜」があると聞き、傾き始めた日差しを頬に受けながら、丸森町へと車を走らせる…