2025.2.11
その他

丸森町民俗芸能鑑賞のつどい

2月9日(日)、丸森まちづくりセンターで「丸森町民俗芸能鑑賞のつどい」が開催されました。
丸森町の民族芸能を継承するみなさん、今回は町内で6団体、町外からの招待芸能として1団体、全7団体の発表になりました。

ここから発表順にご紹介。
説明については当日参加者のみなさまに配布された「丸森町民族芸能鑑賞のつどい」の資料から引用させていただきます。


1.上滝十二神楽・上滝十二神楽保存会
「幣束舞」
不動尊愛敬院に伝わる修験神楽で、法印神楽ともいわれています。
演目の幣束舞(へいそくまい)は、神楽の最初に舞われるもので、心身を清め、舞台を祓い清め、神の降臨を請い願う舞です。

2.松掛神楽 ・松掛山伏神楽保存会
「恵比寿舞」
出羽の国、朝日修験の大沼山大行院に伝わる山伏神楽で、室町時代に大行院と交流のあった伊具郡木沼の宗吽院を経て仙南地方に広まったといわれています。
演目の恵比寿舞(えびすまい)は、福の神、恵比寿様が鯛を釣り上げ、心豊かに楽しみ喜ぶ浄心を表す。国家安泰、家運長久、業運を祈る舞です。

3.角田祭ばやし・角田祭ばやし保存会
「祇園ばやし・京の四季・矢車」
角田祭ばやしは天神社の春の祭典に奉納されてきたもので、京都の祇園ばやしの一節を奉じたものと伝えられています。(角田市指定無形民俗文化財)

4.堂山神楽・堂山神楽保存会
「鎮座の由来 小野篁卿大猪退治」
平安の都に大猪が現れ暴れまわっていたものを、帝の命を受けた小野篁(おののたかむら)が伊具大蔵の山頂で退治しました。
地元の有志が秘仏開帳100回を記念して、この大猪退治の模様を神楽として創作しました。

5.田林神楽・田林神楽保存会
「三本剣の舞」
今から1200年の昔、蔵王山で修行中の山伏が、村人を苦しめていた三匹の鬼を退治して、諸病退散・国家安泰、五穀豊穣を祈禱したことにはじまるとされています。
演目の三本剣の舞は、百八の煩悩の根である愚痴、怒り、貪り、の3つを断ち切り、不安のない生活を送ることを願い、金剛の法剣をふるい、四方を清めて世の邪悪を悉く切り捨てる祈祷の舞です。

6.丸森ばやし・丸森ばやし保存会
「通りかぐら・祇園ばやし・おかぐら」
神明社の夏まつりに行われていた屋台ばやしで、郷土出身の斎藤弓弦画伯の父・斎藤丈八氏が長男・鶴治氏を京都に遣り京都の祇園ばやしをならわせ、丸森風に仕立てたものといわれております。

7.大内山伏神楽・大内山伏神楽保存会
「開山の舞・平安の舞・かさこわし」
竹の内契約講に伝わる修験神楽で、正しくは「十二段頭祈祷の舞」といいます。この神楽は、修験道の高祖、役小角(えんのおづぬ)が出羽の国鳥海山で陰陽二匹の獅子頭をつくり、国家安泰、諸病退散、五穀豊穣を祈願したことに始まるといわれ、その後、朝日修験の大先達大沼大行院に伝わり、室町時代に奥羽の年行事職木沼の宗吽院に伝わった神楽であるといわれています。
開山の舞は、深山に分け入り、神霊を奉祀するところを舞化したもので、外には斧をもって山を切り開き、内には煩悩の猛獣、毒蛇を降伏させるための祈祷舞です。

平安の舞は、神である獅子により、四方を清め、一切の煩悩を悉く取り除く祈祷の舞です。

かさこわしは、神楽の最後に権現である獅子が四方の縄を噛み、舞い納めとするものです。

最後に閉会の挨拶として、大内山伏神楽保存会の梅津さまから、「神楽などの民族芸能をこういった場で皆さまに見て頂けることが、とても励みになります。」とお話がありました。
現在の暮らしの中ではなかなか目にすることは少なくなっていますが、当時の人々が自分たちの暮らしを守っていくために、どういった事を必要としたのか。
今後目にする機会がありましたら、そういった人々の心持に思いを馳せていただければと思います。

@まと