7月7日の七夕の日が近づいてまいりました。
七夕といえば短冊に願い事をしたため、笹の葉に飾りつけたという思い出がある方も多いのではないでしょうか。
今回は丸森町大内地区で昔から飾っていた、七夕飾りについてご紹介いたします。
①吹き流し
ご先祖様が帰ってくるための目印(旗印)という意味があるそうです。
②着物
裁縫の上達を願う、中国から伝わってきた名残の飾りだそうです。
③折り鶴
長寿の願いを込めた縁起物だそうです。
④くずかご
「貯める」という縁起物の意味があるそです。
※くずかごとして作ったのですが、投網に近いものになってしまいました。くずかごという事でご了承ください。
⑤五色の短冊
機織りや裁縫の上達を願い、記して飾ったそうです。
⑥巾着
お金の縁起物という意味があるそうです。
⑦野菜
大内地区独特のもの?らしいです。豊作を願って飾られたそうです。
今回は折り紙で、きゅうりを作ってみました。
ちなみに今回、なぜきゅうりをチョイスしたかというと、丸森の七夕伝説が残る地にある風習があったからです。
七夕伝説として機織りの上手な女性と、川の向こうの集落で牛を飼っていた男性の恋物語が語り継がれています。
そしてこの牛飼いの男性が住んでいたあたりに、現在は八重垣神社が残されています。
八重垣神社は天王社とも呼ばれており、牛頭天皇・スサノオノミコトとみられております。
そのご神紋である木瓜(ぼけ)の花に、きゅうりの輪切りの形が似ていることから、神社のお祭りにきゅうりを奉納してからでないと、口にすることはできないという風習があったそうです。
(または、きゅうりを作る事も許されないという風習の土地もあったそうです)
何気なく飾っていた七夕飾りにも、その土地それぞれの特徴や意味があったりします。
そういった昔の風習に触れられる機会にもなればと思っての、「丸森七夕まつり」。
ぜひ各会場にお立ち寄りください♪
ちなみに今回の七夕飾りは、丸森ふるさと館で開催される七夕神楽の神楽道具展に設置していただきました♪
@まと