現在、阿武隈川河川敷の放置竹林の整備活動を行っている「あぶくまの里山を守る会」さん。
今回はその竹の活用法として、竹炭を取り上げた講習会が開かれました。
午前中の座学は、丸森町観光交流センター2階で行われました。
講師を務められたのは、温室効果ガス削減技術推進機構の代表 深澤 義則 氏です。
座学では放置竹林の実態や、資源としての活用の事例紹介、竹炭の活用などなどをお話いただきました。
お昼をはさんで午後からは、その竹炭を手軽に作る事のできる無煙炭化器の紹介です。
無煙炭化器は野焼き規制外品となり、野焼きになりません。
ですが外で火を扱うため、周囲に燃え広がらないようにするための周辺整備、消火のための水や消火器の準備などなど、炭焼きの際の諸注意のお話がありました。
竹林整備で出た乾いた竹材を燃やすと、
あっという間に大きな火が立ち昇ります。
これだけ大きな炎ですが、煙が少ないのがこの無煙炭化器の特徴だそうです。
外に出ようとする煙(未燃焼ガス)を再度引き込んで、再燃焼させるので煙が少なくなるという事です。
そのため、とても効率がよく短時間で竹炭を作る事ができます。
開始数十分で、炭になってきている竹が見られました。
最後の炭化まで見学はしていなかったのですが、竹林整備やその後の活用にとても便利なツールだと感じました。
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