1月5日、今年もこの日に手漉き和紙工房宍戸さんで、丸森和紙の今年初めてとなる紙漉きが行われました。
はじめに宮司さんによる神事を執り行い、和紙漉き作業の祈念をいたします。
原料から全て手作業で作る和紙の工程は、全部で48もあるそうです。
宍戸さん自らが栽培した「楮(コウゾ)」と「トロロアオイ」を原料にして、紙を漉く舟に入れて撹拌します。
そうして冷たい水の中から原料をすくいあげ、和紙を形作っていきます。
長年積み重ねられた熟練の技で、一枚一枚紙が積み重ねられていきます。
冷たい水の中から生み出された温かみのある白が、手仕事のぬくもりを伝えるような気がします。
宍戸さんは、毎年の事だけど今年も良い紙を漉きたい。
書道家の方などにも使ってもらえて、何百年も残るような紙になるようにと思いながら作っているそうです。
丸森和紙の葉書や、便せん、芳名帳などは阿武隈ライン舟下りの売店や、あがらいん伊達屋さんで販売しています!
昨年では、版画に使ってみたいというお客さまもいらっしゃいました。
いろいろな縁も繋がっていく伝統の丸森和紙、皆さまも機会がありましたら手にとってそのぬくもりを感じてみてください♪
~おまけ・初日の出~
元日にふらっと見に来ていたのですが、雲に隠れて見えなさそう。
帰ろうかなという時に、少しずつ雲から日が見えてきました。
@まと