今年度で閉校となる耕野小学校。
先日お伝えした大内小学校パネル展と同じく、当時の貴重な日誌や写真を展示したパネル展が3月5日(土)まで開催しております。
こちらも宮城学院女子大学の先生とゼミの学生さん達が調査しており、耕野小学校の歴史を振り返る事ができる展示がなされていました。
当時の学校日誌を辿り、その日その時に起きた出来事をテーマ分けして展示されています。
「校舎の記憶」、「給食の思い出」など、通っていた生徒ならば当時の記憶を呼び覚まされる資料の数々。
かく言う私も耕野小学校の卒業生でして、当時の日誌とリンクするものを発見。
小学校の生徒数が100人を切った年、その時の六年生に私もいました。
男子14人・女子3人とものすごく偏ったこの数字に覚えアリ。
人口の減少・生徒数の減少という時代の流れはありますが、その中でも耕野小学校の生徒さんたちは様々な活動を行ってきました。
新聞やテレビに取り上げられる事も多く、その時の記事も多く展示されています。
耕野地区の偉人を取り上げて、子ども達が制作した紙芝居。
それをDVDで視聴することもできますよ。
さて、卒業生でもある私には見るもの全てが懐かしい。
なので先生方にお許しをいただいて校舎内も見学してきたので、ここからはそんな目線でご紹介します。
体育館のバスケットゴールなんて、移動式だったので乗り回して遊んでいました(笑)
渡り廊下の水道ですら、遊びまくってる最中にもガブガブ水を飲んでいた思い出があります。
玄関から入ってすぐのみどりのホール、当時は多目的ホールと呼んでいた記憶があります。
まあ我々には鬼ごっこの場所でありましたが。
そのホールの横には、なんと壁にも戸にも仕切られていない図書室が併設されています。
そのためか当時、この図書室で静かにしている生徒はあまり見たことが・・・。
なにか覚えている本はないかなあ~と探していると、ありました!
この辺りの図鑑系には見覚えアリ!
たぶん当時もあったはず。
二階に上がりまして、二階はホールの吹き抜けをグルリと周る廊下があり、各所に音楽室や理科室などがあります。
これがまた鬼ごっこに格好の作りであった事は否めないところ。
そして各学年の教室。
当時としては珍しかった、教室にも壁がなく戸もないフロア構成。
ちょうど当時も耕野小学校に赴任していた先生にお話を伺えたのですが、その頃の最先端な考え方で、学年ごとの閉鎖的なものをなくすためにこのような造りが取り入れられていたのだとか。
私の学年はちょうど校舎建て替えの時期でして、一~三年生を旧校舎で、四~六年生を新校舎で過ごしました。
そんな六年間の遥か昔からここに小学校があり、そして数十年を経て閉校となる今まで、多くの小学生がここでかけがえのない時間を過ごせたという事。
関わった多くの皆さんにも、温かい思い出として胸に残っていることと思います。
パネル展「ありがとう耕野小学校 ~写真と学校日誌でみる耕野小学校の歴史~」は3月5日(土)まで。
耕野小学校の体育館で午前10時~午後4時まで(※最終日は午後2時まで)となっております。
(お問合せ先:耕野小学校 0224-75-2122)
貴重な機会となりました今回のパネル展、期間も残りわずかですがどうぞお越しくださいませ。
@まと