昨年3月に解体された大内地区下町にある「下町子安観音堂」
地域の皆さんのお力により、素晴らしい御堂が完成し、
落慶法要と、新しい御観音様の開眼法要がありました。
こちらの観音堂・観音様の歴史は古く、
166年前の幕末安政二年に、疫病が全国的に流行し、
乳幼児も多く病を患っていた際、地元の医師が観音堂を再興し、
子安観世音様に疫病の終息を願い安置されたとのこと。
御観音堂再建実行委員会会長のご挨拶のあと、
松沢山光明院の宮司様による神事が執り行われました。
ホラ貝の音も鳴り響いていました。
御堂を建てられたのは、地元の清野工務店さん。
御堂を手がけるのは初めてとは思えない御堂の美しさに感激。
先代から受け継いだという木材(檜、杉)を生かした御堂は
柱など触れてみても、ぬくもりを感じさせます。
御堂を建て始める1年以上も前から構想を練り、今日に至ったとのこと。
御堂の細かい彫刻や、御賽銭箱の文字もご自身で彫られたそうです。
御堂の天井部分も精巧な技術に感動してしまいました。
子ども達の健やかな成長や、感染症の終息、万民の安泰を
これまで同様見守っていただけますように。
神事後、地域の皆さんがひとりずつ、
新しい御堂に手を合わせ、拝んでいらっしゃいました。
皆さんが待ち望んでいた「子安観音堂」の再建。
地域の皆さんの御観音堂・子安観世音様を
大切に想うお気持ちにも触れることができる時間でした。
@りん