昨年末の事ですが、金山城址に登る機会がありました。
なぜか雪が降った後に行ってしまったわけですが、先客が既に来ていたようでビックリ。
金山城址といえば、戦国時代から残る立派な石垣がありますが、現在は少し危険な箇所があるためあまり近づけなくなっています。
見学の際はお気をつけください。
登り始めてから20分ほどで頂上に着きました。
広場を見回すと、なにやら大きな石碑が立っています。
「臥牛城覧古(がぎゅうじょうらんこ)」と題された漢詩が刻まれているこの石碑。
地元の方に伺ってみたものの、詳細はつかめなかったのですが、詩を詠まれた大石さんという方は他にも多くの詩を残しているそうです。
そしてこの詩の内容は、
「城址にのこっている石垣などは草むらに深くおおわれてしまい、
吹く風の音もものわびしく真っ赤な夕日がまさに沈もうとしている。
視線を転ずると眼下に藩宋政宗公が初陣した矢ノ目の塁址が見え、
更に磐城(いわき)と陸前二国の秋景色を遥かに見渡す事ができ、
戦国時代のことが偲ばれ深い感慨(かんがい)にうたれる。」
(引用:攻めてくる敵を攻撃する機能!小斎城・金山城・丸山城 解説資料より)
というものでした。
伊達政宗公の初陣の舞台となった丸森町、そのことを思い返しながら眼下の景色を見ると、この詩に詠まれたような感慨をおぼえるかもしれません。
そしてこの眼下に広がる城下町には・・・次のブログに続きます。
@まと