丸森町にある宮城県伊具高等学校の6名の学生さん達が、
日本棚田百選に認定されている
「沢尻の棚田」で田植え作業を体験学習されました。
初めて見る棚田に
「緑豊かで気持ち良い場所!」などの感想とともに、
学生さん達それぞれに農業実習を楽しみにされているようでした♪
田んぼの先生は、「沢尻棚田集落協定」の代表として
棚田を管理されている大槻光一さん。
田植え機に乗り込み、まずはお見本を見せてくれます。
次は、生徒さんの番。
大槻先生と一緒に田植え機に乗り込み、
操作方法などを教えてもらいながら田んぼの中を進んでいきます。
可愛い稲苗が田んぼに植えられていきます。
棚田での実習は、月に2回。
草刈などの管理をしながら、
稲刈り時季の9月下旬頃まで続くそうです。
学生さん達と一緒に農作業できる時間は
「とても嬉しく、有難い。元気をもらえるね」
と笑顔でお話される大槻さん。
この広大な田んぼを、ほぼお一人で守っていくことは
身体的にも、精神的にも大変なこと。
それを学生さん達が、そばでサポートしてくれることは
どれだけ励みになることでしょう。
また、学生さん達も
大槻さんと農作業に励まれるなかで、
きっと多くの学びや気づきを得るとともにられることでしょうね。
この日は、この棚田を人力と馬を使って整備し
棚田を守り続けていらっしゃった先代の故佐藤春三さんの息子さんも
お手伝いにいらっしゃっていました。
これからすくすく成長していく稲とともに、
棚田を舞台に育まれる絆。
棚田の魅力は、美しい光景だけでなく
ここで刻まれてきた歴史やたくさんの物語も
あってこそだと改めて感じました。
@りん