阿武隈渓谷県立自然公園の1地区であり、
登山スポットとしても人気のある「夫婦岩」へ。
駐車場の向かい側が、
登山口になっています。
今日は東ルートから登り、本ルートを下ります。
(東ルート、本ルートどちらから登るのも、入口は同じです)
心地よい鳥のさえずりをBGMに、
新緑道を歩いていきます♪
道しるべのように道沿いに咲く見ごろの花々。
ずっとここで森を守っておられるのだろう
と思わせるような面持ちの木々もたくさん出会いました。
上を見上げれば緑のトンネル。
黄緑色の美しい葉脈にうっとりしてしまいます。
夫婦岩の県内でも珍しいと言われる地質は、
霊山層という凝灰角礫岩(イボ岩)。
あちこちで、イボ岩の岩陵を見ることができます。
岩陵が4.5kmも連なる様子はとても希少で、
「丸森の万里の長城」とも呼ばれています。
石好きさんにはたまりませんね。
東側にある「夫婦」岩。
近くまで登ってみます。
石の気持ちになって下を見下ろしてみると、
筆甫地区の集落や美しい緑々が広がっていましたー!
まわりの光景に目を奪われがちですが、
足元にも愛らしい花々。
ギンリョウソウも顔を出し始めていました。
岩に生息する岩上植物を観察できるのも
貴重ですね。
ピンク色のツツジだけでなく
ツツジ科シロヤシオも満開。
標高572mの山頂。
三等三角点の印もあります。
本ルートから下りる前に、見晴らし岩へ向かいました。
どこから望む景色も本当に美しい。
残雪残る蔵王もばっちり。
途中、夫婦岩では一番大きいというテーブルストーンがあります。
見る角度によって、カメさんにも見えます。
すぐ近くには石を割って生えている松(通称「石割松」)!
西側にある「夫婦」岩へ。
横からみると、割れて対になっているのが分かるそうです。
その先端にたくましく立つ一本の松。
眺望は時間を忘れてしまうような絶景が広がっていました。
安達太良・吾妻連峰・蔵王が一度に見渡せます。
美しい景色に後ろ髪惹かれながら、本ルートへ折り返し。
山津見神社の可愛らしい祠がある分岐点から
本ルートを下ります。
鎖がかかっている部分は
斜面が急なので気を付けましょう。
今日は晴天でしたが、雨の日や、風が強い日は滑りやすそうです。
長い階段もあります。
今回は、上り:東ルート→下り:本ルートですが、
本ルートから登る場合は、足が鍛えられそうです。
階段が終わったところで、
光に包まれた美しい杉林が迎えてくれました。
あとは平地を登山口まで。
足元に広がる絶景と、自然に包まれるような緑の世界と
アートな岩々に魅了された大満足の里山じかんでした。
夫婦岩のルートなどを記したマップは、
観光案内所ホームページ内の夫婦岩ページにてご覧いただけますので
ぜひご利用くださいね。
@りん
待望の夫婦岩デビュー。
どの景色にも魅了され、
ついついレポートが長文になってしまいました。苦笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。