土曜日の午後からかなり強い雨が降った丸森。
そうなると、昨年の台風によって用水路に土が詰まったりしているために、水が道路を流れている場面によく出会います。
そんな中、4/19(日)に筆甫のたたら製鉄にお邪魔しました。
ほぼ屋外のたたらの場所は、風が吹くと少し寒いくらいでした。
しかし熱気は火傷するくらい伝わってきます。
ちょうど炉を壊す作業が始まったところでした。
以前までは周りの鉄でない部分を落として、これに水をかけて鉄をあらわにしていましたが、その作業で水をかけてしまっていると鉄に焼きが入って固くなってしまうのだそうです。
今後の加工に使う事を考えた場合は、この段階では水をかけずに自然に冷ます事が必要なため、穴を掘った土の中に入れて冷まします。
埋められた部分から湧き上がる水蒸気。
冷ますにはまだ2~数時間かかるらしいので、今回の見学はここでお暇しました。
近くのウバヒガン桜はしばらく前に満開を迎えていたので、さすがに花も少なくなっていました。
こちらの桜は「東北・夢の桜街道」スタンプラリーの札所に指定されていますが、本年は新型コロナウィルス感染拡大予防のためにスタンプラリー事業は中止となりました。
詳細については、東北・夢の桜街道ホームページでご確認ください。
さて筆甫の春といえばもう一つミズバショウの群生が挙げられますが、こちらも昨年の台風によって多くの泥が群生地に流れ込んだようです。
そのためミズバショウの姿は今年は見る事ができなくなっています。
そんな中でも筆甫の生活を支えるお店・ふでいちは通常どおり営業しています。
大型連休中も定休日(水曜日)以外は通常営業だそうです。
今はなんとか地域の営みが守られていますが、今後のコロナウィルスの状況次第ではどうなっていくか見当もつきません。
いつも通りの風景を気兼ねなく楽しむためにも、今は我慢の時ですね。
@まと