新春恒例の「丸森和紙」の初漉きが行われました。
天然のトロロアオイを原料に使用するため
和紙を漉くのは、冬季の3月頃まで。
冷たい水の中での作業に手を赤らめながら
ゆっくり、無駄のない動きで1枚1枚丁寧に漉いていきます。
原料となる楮を育てるところから、
48工程を経てできる和紙はすべて手作業で進められます。
約400年の伝統がある丸森和紙は、
丈夫で柔らかな風合いが特徴。
「100年後も200年後にも残るような紙を漉いていきたい」
と宍戸さんは力強く語っていらっしゃいました。
17歳でこの世界に入り、紙漉きを続けてもう60年以上になるということですが、
「後継者がいなくてな」と寂しそうな表情を時折見せながらも、
「丸森和紙の伝統を守りたい」
という職人の熱意が伝わってきました。
丸森和紙は
伊達政宗公霊屋「瑞鳳殿」の御集印としても使われています。
丸森和紙の魅力に魅せられ、全国からお問合せもあるそうですよー。
丸森町内では、齋理屋敷などで販売しておりますので
ぜひ優しく触れてみてくださいね。
@りん