11月25日(土)、丸森町内に残る城跡を巡る伊具三城行脚の旅を開催しました。
今年は伊達政宗公の生誕から450年ということで、丸森でもそれを記念したイベントを
行いたいと地域の方々から声があがり、我々も一緒にツアーを企画いたしました。
ツアーバスは丸森駅をスタートしまして、まずは丸山城です!今回の伊具三城ガイドを
務めていただくのは、丸森町役場生涯学習課課長の窪田高広さんです。丸山城の
本丸跡で最初のご説明。
本丸跡から土橋跡を渡りますと、伊達稙宗公(政宗公の曽祖父)の墓碑が立っています。
現在は奥に愛宕神社もありまして、落葉したイチョウの葉がなんとも鮮やかでした。
こちらが稙宗公の墓碑。
続いては舞台を小斎へと移します。ここで政宗公生誕450年記念としての目玉イベント!
伊具三城・矢ノ目舘跡から狼煙を上げます!この狼煙イベントには地域の方々も大勢
集まって、今か今かと待ちわびていました。
まずはここ、物見櫓から狼煙を上げます。ホラ貝の音が響き渡り、政宗公が号令を
上げて点火を指示します。そして小斎の弓士隊もそろい踏み。史実とは異なりますが、
イベントを盛り上げていただきました♪
いよいよ上がり始めた狼煙、果たしてこの合図は他の地へと届くのか?
まず上がったのがはっきり確認できたのは矢ノ目舘。晴宗・輝宗父子が陣地として
この矢ノ目に築城したと言われます。
続いて金山城。ここからでは小さくしか見えませんが、ハッキリと狼煙が上がっているのは
確認できました。
丸山城は手前の土手から上げています。風があるためか拡散してうっすら見えますね。
時を同じくして、特命を受けて矢ノ目舘方面から写真を撮影しに来ていたカメラマンさんが
いらっしゃいました。そんな宍戸克美さんが撮影した写真をご提供していただきました♪
矢ノ目舘の後ろから見ると奥には物見櫓、このような位置関係だとわかります。
物見櫓を見ると、かなり煙が広がっていますね。正直すごく煙かったです。弓士さんたちが
かなりツラそうでした(笑)。
川の向こうに見えるのは金山城の狼煙です。こういった場所が戦場となった時は
山や川を上手く利用できた軍が有利になるのだということがわかります。
そんな二元中継で狼煙イベントをお伝えしましたが、狼煙を見届けて我々は
次の歴史の舞台へと進みます。その模様は次回へ続きます!
@まと