7月2日(日)、この日は筆甫でたたら製鉄が行われる日。早朝から始まる火入れの
作業をまだ見たことがなかったので、意を決して筆甫へ向かいました!
そして到着したたたら場には・・・、人がいない?
あれ?日にちを間違えたかな?しかし筆甫まで来てしまっているので、
どうしたものかと思案していると猫ちゃん発見♪
もう1匹発見♪♪このコはなにか考えこんでるように見えますね。
なるほど、ここに座り込みたかったんですね。いやいや、このままでは猫ちゃんのブログに
なってしまう・・・。ということでもう一度たたら場に行ってみることに。
すると今度は人がいた!?話を聞いてみたところ、今回はいつものたたら製鉄とは違い
「大火事 大鍛冶(おおかじ)」という今まで作った鉄を鋼にしてゆく工程を試してみるのだとか。
つまり製鋼ということでしょうか。なんにせよ記念すべき第1回目に来れたのでラッキーだったようです。
いつもは土で作った炉の中で鉄を作っていますが、今回はこのように出来上がっている鉄を
炭で再び高温に熱してゆきます。機械で風を送り続けているので、火の粉も吹き上がる勢い!
そうして加熱された鉄を叩いたり、水で冷やしたりすることで、鉄の中の不純物を
少なくしてゆくのだそうです。たたら製鉄は製品化も視野に入れて活動しているので、
今回の試みはまさに新たなステップということ。
今回はここまで見学させていただきましたが、たたら製鉄は次回で15周年を
迎えるのだそうです!筆甫の製鉄を復元する会の八巻会長は、「みんなでまずは
やってみて、そこから次はどうしようか?と考えながらやってきたら、
いつの間にか15年も続いていたねえ」と仰っていました。とても深いお言葉に感じます。
下は、そんな無理のないたたら場の風景でした♪
次回のたたら製鉄は9月10日(日)の予定です!
@まと