「丸森のオオカミ信仰と山の神をたずねて」のリポート第2回目です!
~その④ 鬼ヶ柵の山の神~
こちらは先日に実施した鹿狼山トレッキングでも立ち寄りました。
(鹿狼山トレッキングについては上記のリンクからどうぞ。)
ここにはオオカミの石碑の他に、小牛田の山神の石碑も祀られています。
それは山仕事の神様だけでなく、安産の神様としても信仰されていたというように
考えられるそうです。
オオカミの石碑はコチラ。お月さまが空に浮かんでとても叙情的です。
そしてコチラも珍しい馬の石碑です。馬の躍動感がとても感じられます♪
ここには他に猫神様の石碑も2基ありますが、ご紹介はまた別の機会に。
~その⑤ 山屋敷の山の神~
大内地区の林道鈴宇線沿いにあります。ここでは小牛田の山の神が祀られているので、
この地域の女性たちが祀っていたということが分かるそうです。
文字が読み取りづらいですが、山神と彫ってあるところは確認できます。
山仕事の安全を願う神様とも言われているそうで、この地区に住む人々の
心の拠りどころとなっていたようです。
~その⑥ 西向のオオカミ碑~
コチラは大内の太田さんのお宅に祀られています。なんと江戸時代の頃の
ものだそうですよ!太田さんのお話によれば、家の門のところで飼っていた
「カド」という番犬の供養碑と伝えられていたそうです。
~その⑦ 西向の山の神~
大内から不動尊地区に抜ける道沿いの小高い場所にあります。
ここは旧暦で春になる2月11日に神迎えをし、秋の10月11日で神送りをする
2回の講が行われていたそうです。
この場所は山を下りて大内の里が見えてくるあたり。山仕事よりは田んぼの神さまを
よく祀った地域になるのでしょう。
そしてこのあたりにはオニババが出るという言い伝えもあったそうで・・・。
といったところで、次回へ続きます!
@まと