丸森のイチョウへ。手作りのしめ縄

宮城県指定天然記念物「丸森のイチョウ」に
今年も立派なしめ縄がかけられました。

正月飾りなどを飾るのに、
末広がりで縁起が良いと言われる12/28。
カメラに収まらないほどの大イチョウを見上げれば
美しい青空が広がっていました。

しめ縄かけ作業のご挨拶のあと、
地域の皆さんで、藁を打ち、撚り合わせた手作りのしめ縄を
太くたくましい幹回りにぐるりと回し、取り付けていきます。

2007年からはじまり、
途中、休まざるを得ない年もあったそうですが、
今では、地域の皆さんがひとつになる
年の瀬の大切な地域行事に。

しめ縄をかけていく男性陣を
地域の皆さんや、関係者、応援にかけつけた方など、
たくさんの方々が
作業を見守っていらっしゃいました。

地域のお母さんたちは、
手作りのおでんや、ゆず茶、果物にお菓子など
皆さんにおふるまい。

しめ縄行事を支えるお母さんたちや子どもたちなど
3世代で参加されるご家族も
年々増えているように感じました。

こうやって大人たちが寄り合い、力を合わせる姿が、
今、大イチョウのまわりを駆け回る子どもたちの記憶にも刻まれ
いつか一緒にしめ縄行事に仲間入りする時がくるのでしょうか。

微笑ましい光景に、そんなことを思い描いてしまう
心温まる空間でした。

大イチョウ周辺は、令和元年東日本台風で
大きな被害があった場所でもあります。

来年は、みんなが健やかに良い年を迎えられたら。
と、全国各地で発生している災害や被災地にも心寄せる
有志代表さんのお言葉もありました。

地域の皆さんを静かに見守り続ける
樹齢約700年の大イチョウのまわりは、
まるで巨樹に感謝を伝えるかのように

駐車場が整備され、
書道家さんが丹精込め書き上げた看板が建ち
今年は、駐車場から大イチョウの根元に通じる遊歩道も
多くの皆さんの協力により完成。

地域の皆さんのシンボル的存在が
今や丸森町・宮城県の大切な自然遺産になっています。

＠りん

TO.大イチョウさま
今年も四季折々美しい姿で
わたしたちに感動を与えてくれて、
ありがとうございました🌿