2025.4.20
名所

八龍神社 春の例大祭

4月20日(日)、舘矢間地区にある八龍神社で、春の例大祭が執り行われました。

八龍神社は1602年に建立と伝えられ、以来、戦神として信仰されてきたそうです(まるもり歴史散歩より)。
神社には立派な絵が飾られていますが、「鎮西八郎源為朝公」という武将が描かれています。
平安時代末期に武勇を轟かせた武将だそうですが、伊達家とのゆかりも伝えられており、仙台市には「為朝神社(ためともじんじゃ)」も遺されているそうです。
この辺りは角田石川氏の領地で足軽町であったため、武士の町として伊達家とのつながりも伺えます。

地域の方にもお話を伺いましたが、明治政府の政策「一村一社」の折にこの辺りの神社に定められており、とても歴史がある神社ということでした。
以前は例大祭の日は小学校もお休みになっていたそうで、地域をあげてお祭りが為されていたのですね。

そしてこの例大祭では、地域のこどもによる「巫女舞」が続けられているそうです。
「浦安の舞」というこの舞いは、昭和天皇が詠まれた歌「あめつちの神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を」を基にして作られ、平和を願う舞として全国で舞われるようになったそうです。

巫女舞のあとは、神輿に乗っていただいた神さまが地域を巡行します。

その土地ごとに地域の暮らしを守って頂いている神さまへのおまつり。
ささやかでも、その感謝の気持ちが今後も地域に伝えられていくと良いですね♪

@まと