2024.12.22
名所
大イチョウ しめ縄作り
宮城県の天然記念物に指定されている丸森の大イチョウ。
今年は暖かさのせいが、全ての葉が落ちたのは12月に入ってからでした。
樹齢700年以上と言われるこの大イチョウ。
地元の皆さんは自分たちの暮らしをずっと見守って頂いていると考え、年に1回しめ縄のかけ直しています。
そんなしめ縄作りが和田コミュニティセンターで行われました。
幹の周囲が17m以上もあるので、しめ縄の長さもそれ以上。
そのため、わらを繋いでいったものが3本出来上がりました。
そして中央には厚みを持たせるため、さらにスゲをまいていきます。
その後が一番の大仕事。
まず2本の中央をしっかり押さえて、それぞれを捩じりながら、さらにより合わせていきます。
この大きなしめ縄を作るためには、とても人手が必要になるわけです。
2本をより合わせたら、さらに3本目をより合わせていきます。
作業にかかる全員の力を込めてより合わせるので、息づかいも荒くなります。
つまりそれだけの「力」が、このしめ縄には込められているという事ですね。
そうして出来上がった、1本のしめ縄。
ワラやスゲは、それだけではそれ以上の物にはなっておらず。
それを「思い」をもった形にするために、人の「力」が込められている。
地域を見守ってくれている大イチョウへの感謝の思いが、力となってこのしめ縄に籠っていると感じました。
しめ縄作りに参加された方々、出来上がった後にご都合で帰られた方もいらっしゃいましたが、笑顔で記念写真!
しめ縄のかけかえは、12月28日(土)の午前10時頃から行われる予定です。
@まと