7月7日(土)七夕の日に、丸森町にあるとても珍しい地名「七夕」へと向かう仙台駅発着のバスツアーを開催しました。昨年も実施して好評だったこのツアー、今回もバスは満員御礼で七夕地区へと到着しました。
現地でのガイドは鈴木悦郎さん、雨の中でも軽妙にお話しいただきました♪
まず訪れたのは、大内の井手地区にあります八重垣神社、こちらは天王社(牛頭天皇)とも呼ばれています。
この八重垣神社の前には昔から流れる伊手川があります。
伊手川は天王川とも呼ばれていて、それは天の川のことを指しています。
どうしてそのように呼ばれているかというと、説明は少し後で!
伊手川を渡りまして、次はいよいよ七夕神社です。
七夕地区の皆さまが、七夕飾りを準備してお客さまをお迎えしてくれました♪
地区の代表の方、そして七夕神社を守られている斎藤さんからお話をいただきまして、お客さまにはお願い事を書いた短冊を下げていただきました。
願い事が叶いますように♪
さて、先ほどの伊手川がどうして天の川と呼ばれているかというと、その位置が関係しております。
牽牛・織女の伝説では、二人は天の川を挟んだ場所に居りました。
牽牛は牛頭天皇と考えられています。
そして七夕の由来は棚機津女(たなばたつめ)という織物を作る女性のことからきていると考えられています。
すると、その2つに挟まれる伊手川は天の川と見立てられるということになります。
地名が七夕となったのも、七夕神社が建てられたのも、この地が古くから養蚕や機織りが盛んであったためと考えられています。
丸森町大内七夕は、そんな天の川伝説が息づく土地なのです♪
さて、場所を農村レストラン味の里さんに移しまして、こちらでは「丸森ざっと昔話しの会」の語り部の皆さんから七夕に伝わる言い伝えや昔話を聞かせていただきました。
そのままお昼ご飯へ突入!
この辺りの郷土料理とも言える、「山伏膳」をいただきました。
おまけに付けていただいた、シソジュースもさっぱりで美味しい♪
いきいき交流センターでお買い物を楽しんだ後は、佐野地区周辺を巡りました。
丸森で養蚕と言えば、猫神さまへとつながります。
高田石碑群と呼ばれるここには、猫神さまが2基いらっしゃいます。
そして現在の織姫がいらっしゃる佐野地織保存会へとやってきました。
こちらでは受け継がれている伝統の佐野地織でのコースター作りを体験しました。
さき織りをして作られた横糸を選んで織っていくと、その人だけの模様がだんだんと形づくられていきます。
その瞬間のインスピレーションから生まれる佐野地織のコースター、旅の思い出にピッタリですね♪
織姫たちに見送られ、1年に1度の出会いを育む七夕ツアーは終了となりました。
最後に今回のツアーで訪れた七夕神社と佐野地織保存会ではフェイスブックで
いろいろな情報を発信しております!興味がある方はぜひご覧になってみてください♪
丸森町 七夕神社
フェイスブック https://www.facebook.com/tanabata77/
佐野地織保存会
フェイスブック https://www.facebook.com/sanojiori.marumori/
HP https://sanojiori.wixsite.com/marumori
~おまけ~
七夕神社に着いたらネコちゃんがいました♪
このコもたぶん織姫なのです、その理由は?
佐野地織保存会の目の前の田んぼにて、疾走するウサギさん!
速すぎ&遠すぎて残像しか見えない・・・。
ですがきっとこのコは、織姫の元へ走る彦星!?