平成29年9月10日(日)、筆甫の製鉄を復元する会が続けてきたたたら製鉄は
15周年を迎えました!ということで、この日はお昼過ぎにお邪魔しましたが、
たたら場にはいつもどおりの和やかな風景がありました。
そろそろ鉄が出来上がる頃ですが、炉の上部からは時折かなりの量の火の粉が
吹き上がります。火山活動のようにも見える光景です。
いよいよ炉を崩して鉄を取り出します。今回はどれだけの鉄が生まれるでしょうか?
炉から出てきた塊を水の中へ入れますと、凄まじい勢いで周りの水が沸騰します。
そして鉄であれば高温になっているため、数分の間その状態が続きます。
この大きな塊はどうやら鉄のようです。
そして出てきた鉄の塊。果たして今回は何kgになるでしょうか?
ベテラン揃いのたたら場からは、「これぐらいなら11kgぐらいだ!」という
予想が出ていましたが?
計測の結果は・・・、なんとピタリの11kg!さすが15年の経験からの正確な
予想、お見事でした♪
一仕事を終えて、製鉄談議に花が咲くたたら場。15周年という記念の日でしたが、
特に気張ることなく自然体のままの風景がこれからも続いてゆくように思えました。
@まと