佐野地織保存会の糸取り作業があると聞いて、見学に行ってきました。
繭を鍋で煮て蒸すところから始まります。
温度や蒸し加減も、プロの技が光っていました。
つけ木で繭を撫でるとスーッと糸が!
1個の繭から1本の糸が出るように手繰って、より合わせていくことで頑丈な1本の糸に仕上げていきます。
より合わせる作業に必要なのが、馬の毛。
これはポニーの毛を使用してるそうですが、テグスなどではダメなんだとか。
ハンドルを回すと、糸巻きが回ってどんどん糸を巻き取っていきます。
わたしも体験させてもらいましたが、糸が切れてしまわないかとおっかなびっくりでした(笑)
白く光沢と張りがある糸は本当に美しい!
昔は、農閑期の女の人の仕事だったそうです。
自分たちで育てた蚕から糸を取り、織って服にする。
今考えると一体何日かかるの~?と途方もない作業に思えます。
とても貴重な体験でした。
@とみー