3月12日(日)、復活してから第27回目を数える小斎伝統 奉射祭が鹿島神社で
開催されました。時代の流れのために幾度となく中止されていましたが、小斎伝統の
無形文化財を後代に伝承することを念願し、平成3年に復活を果たしました。
そんな伝承の担い手となる弓士たちが身を清めるための水垢離に登場しました。
この日は少し陽気を感じられるお天気だったので、歴戦の弓士たちには物足りない
寒さだったかも?お客さまへも清めの水のお振る舞いも飛び出しました♪
御神的神事の前には地元の直売でお買い物が楽しめます。直売所蔵の市とお食事処の
蔵っこさんの出張販売も大賑わいとなっていました。
そして今年1年の天候を占う「御神的神事」が始まりました。
(説明については昨年のブログをご覧ください →今に伝える 小斎伝統 奉射祭)
写真は3月の占いの矢を放ったところで、的の中央の白い部分に当たりましので
占いでは晴れとなりました。
1年分の結果はこちら。どうやら今年は良いお天気の年になりそう?
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
– | 雨 | 晴 | 晴 | 雨 | 晴 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
晴 | 晴 | 風 | 雨 | 晴 | 晴 |
続きまして、小斎小学校と丸森中学校に通う生徒たちによる巫女舞、そして
子どもたちによる「子ども奉射祭」が行われました。子ども奉射祭には大きめの
的を使いますが、矢が的中すると観客から大きな歓声が上がっていました♪
いよいよ主役の弓士たちが登場しました!この時点ですごく集中しているのが
表情からも分かります。
弓士が勢ぞろいしまして、ここで写真撮影タイム♪この奉射祭にはとても多くの
方が写真を撮りに来られます。弓士の正面から存分にシャッターを切っていただけます♪
そして始まりました「大的射礼」では、今年は60本中59本の的中。
次の「かりがねの的射礼」では、今年は100本中25本の的中でした。
私も3度目となるこの奉射祭ですが、今回は今までとは違って的中の結果よりも
弓士たちの動作の方に目が行っていました。
弓矢よりも鋭い眼光。
放たれた瞬間。
多くの方が写真を撮りに来てくれる理由が少しわかった気がします。伝統行事の
まだ気づいていなかった魅力を見つける事ができました♪
そしてその後は「子ども弓士体験」、伊具高校弓道部と角田高校弓道部による
「高校生射礼」と行われて今年の奉射祭も終了となりました。
後代に伝える伝統行事として、来年も弓士や未来の弓士?たちの勇姿を
見に行きたいですね♪
@まと