12月3日(土)、大内の史跡めぐりの旅があると聞きまして参加させていただきました。
一日かけて大内を巡るのですが、午前中は参加できなかったので午後からお邪魔しました。
ガイドは最近大忙しの鈴木悦郎さんです♪
~その① 猫石~
大内から不動尊に抜ける峠にあります。ここは三叉路になっていて、昔はこういう場所に
悪いモノが溜まると考えられていたそうです。そういった所にこのような石碑群があるのは
なるほどと思わされます。
こちらがその中にある「猫石」、猫神さまです。石碑の角になるような位置に
猫が描かれているのも珍しいです。この石は昔は力試しの石としても用いられた
そうです。この猫を抱っこするのは一苦労ですね。
~その② 元禄の山の神~
先ほどの峠から大内側に下りてきた所にあります。こちらは以前のブログの
「丸森のオオカミ信仰と山の神をたずねて②」でも紹介しました。
今回はこちらの猫神さまをご紹介。ここには2基あります。実は以前に
「猫好き女子が行く 猫神さまめぐり♪」で1基は紹介しましたが、
もう1基は写真を撮り忘れていました。それがコチラ。
もう1基はコチラ。晴れの日で午後になったので形がとてもわかりやすく見えます。
この近くには大平の滝と呼ばれている滝があり、先ほどの峠を越す時に滝の音が
「のぼーりざんざん」と聞こえれば越してもよいが、「くだーりざんざん」と
聞こえた時は越してはならないと言い伝えられているそうです。
皆さんも近くを通られた時には、耳を澄ましてみてください。
~その③ 石神~
石神地区に並んでいます石碑群です。バスの車中から見ましたが、たまに通る
道沿いにあったのにそれまで気づいていませんでした。写真は後日撮影したものです。
大内と金山の境の石となっているそうです。少し土手に入らせてもらい正面から
見たのがコチラです。
~その④ 柳沢山長泉寺~
大内の田辺地区にあるこのお寺。ここには松尾芭蕉の句碑が残されているのだそうです。
こちらがその句碑。「田一枚 植て立去る 柳かな」という歌が書かれています。
町内には他に金山地区の大日堂と舘矢間地区の坪石に芭蕉の句碑が残されています。
~その⑤ 田林集落~
バスの中からこのあたりをご説明いただきましたが、ここは大内と金山の行政区が
入り組んでいる場所なのだそうです。「あっちの家は大内、次の家は金山、こっちは大内」
と、目まぐるしく変わるので混乱してしまいますが、車中は大盛り上がりでした♪
今回はここまで、後半へと続きます!
~おまけ~
期せずして猫神さまの写真が多かったので、もう一枚。石神地区に行く途中に
悦郎さんから教えてもらいました猫神さまです。ここは金山地区となります。
この猫神さまは「丸森の猫神さま」に未掲載のものだそうです。道沿いにありますが、
かなり急な斜面に枯れ木などが多いので登る時には気を付けなければなりません。
集落を見守る猫神さま。いや、猫神さまなので高いとこからネズミを探しているのかも?
@まと