3月13日(日)に丸森町小斎地区の伝統行事「奉射祭(やぶさめ)」が行われました。
開催場所の鹿島神社に着きまして、本日の主役、弓士たちの「水垢離」が始まりました。
見に来ていただいたお客さまもとても大勢で、冷たい水に浸かる弓士たちの挙動に
歓声が沸いていました。それもそのはず、この時期の水はまだまだとても冷たいです。
それでも弓士たちは水の冷たさに負けることなく、身を清めていました!
次に今年1年の天候を占う「御神的神事」。12カ月分の矢を神官は目隠しをして放ち、
的の白い部分に当たれば晴れがち、黒い部分なら雨がち、
的からはずれれば風がちとなるそうです。
昔は奉射祭は旧正月に行われていたので、1月分の矢は占う必要がうすれたので
天に向かって放ちます。
今年を占う大事な儀式に、目隠しをしていても神官の真剣な表情が伝わってきます。
その結果はこちら。
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
– | 晴 | 晴 | 雨 | 雨 | 雨 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
風 | 風 | 晴 | 風 | 晴 | 晴 |
そして地元の児童・生徒による「巫女舞」。かわいらしい巫女たちの舞に
お客様は皆さん魅入っていました♪
次に「子ども奉射祭」。子どもたちは構えも立派なもので、そこから射た矢が
見事に的を射ておりました!
そしていよいよ弓士たちの登場です。身を清めた弓士たちがズラリと一列に並ぶ姿は
とても壮観です!
まず行われた「大的射礼」では、今年も60本中60本が的中しました!
次に行われた「かりがねの的射礼」では、今年は100本中31本の的中でした。
お見事でした!
この後は「子ども弓体験」と地元の高校生たちによる「高校生射礼」が行われました。
このように多くのみなさんの支えがあって、若い世代へと
地域の伝統が伝わってゆくのだと実感できるものでした。
@まと